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医療法人社団恵仁会 府中恵仁会病院 脳卒中センター
脳卒中センター
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よくあるご質問
脳卒中とは?
「脳卒中」にはいくつかの種類がありますが、大きくは脳の血管がつまる「脳梗塞(のうこうそく)」と、
脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。

【脳梗塞】
脳の血管がつまったり、狭くなったりして血流が悪くなります。
【脳出血】
脳の中の細かい血管が破れて出血します。
【くも膜下出血】
脳の表面の大きな血管にできたコブ(動脈りゅう)が破れてくも膜の下に出血します。
脳卒中になりやすい病気はありますか?
危険因子と言われる脳卒中を起こしやすい病態としては高血圧、糖尿病、高脂血症、
心疾患(心筋梗塞後、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈など)、喫煙、肥満などが知られています。
また、これらの因子が合併するとその危険度はより高まりますので注意が必要です。
脳卒中の前ぶれはあるのですか?
脳梗塞の前ぶれとして、一過性脳虚血発作が知られています。一過性脳虚血発作は、突然
脳卒中の症状がおこり、普通5-15分間以内に、長くても24時間以内に治ってしまう発作です。
なお、クモ膜下出血の症状は、今までに経験したことのないような激しい頭痛が突然生じ、意識が
なくなりますが、通常、手足の麻痺は起こりません。
一過性脳虚血発作は、症状が短時間で消えてしまうために軽く考えられがちですが、放置すると
約2割の方は数年以内に脳梗塞になります。治療によって脳梗塞になるのを予防することが可能ですので、必ず専門医を受診してください。
脳卒中の症状とは?
脳卒中では以下のような症状が突然起こります。

●片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる(手足のみ、顔のみの場合もあります)
●ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人の言うことが理解できない
●力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
●片方の目が見えない、物が二重に見える、視野が半分欠ける
●経験したことのない激しい頭痛がする
脳卒中の時はどのような検査をしますか?
診察して脳卒中が疑われる場合は、X線CTや、MRIと呼ばれる検査を行い、その病気の性質と
場所を確認します。この他意識障害を起こす他の疾患を区別するために血液検査も必要となります。
脳卒中になったらどの程度回復するのでしょうか?
発症後1年以内に約2割の方が亡くなられます。生き延びた方の約7割は自分の身の回りのことが
できるようになります。あきらめずに、リハビリテーションによって機能回復を目指しましょう。
自宅に閉じこもったり、寝たきりを続けていると、体の動きが全体的に弱ってきます。病院だけが
リハビリテーションの場ではありません。デイサービスやデイケア、そして日常生活そのものが
リハビリテーションの場となります。
脳卒中になった後、どのような予防法が必要ですか?
脳出血ですと、高血圧が原因となることがほとんどであり、血圧を正常に下げる事が必要となります。食事で塩分制限をしたり降圧薬を服用したりします。 脳梗塞の場合は、高血圧が関与されるとされ、脳出血と同じく血圧を下げる事が重要です。糖尿病、肥満も日常の食生活を見直すことも重要です。
また、喫煙は止めましょう。 日常の予防法としては食生活の見直しが大切です。塩分を取らない、
動物性の脂肪を避けること、間食をしないことです。野菜、果物、魚介類を多く摂取し、水分(悪玉の
活性酸素を中和する活性水素水)や、お茶を摂る事です。運動も大切で、1日1万歩歩く事を心がけるようにしましょう。
脳卒中のリハビリは実際にどのようにすればいいのですか?
脳卒中になった直後からリハビリは開始されます。急性期に行われる急性期リハビリ(主として
ベッドサイド)ではじまり、機能障害に対して専門のリハビリテーション病院で行われます。
自宅で生活可能となれば、病院での集中的なリハビリは基本的には必要ありません。自宅で
機能低下を起こさないように維持的・予防的にずっと必要となってきます。デイサービスなどで
他者との交流を図りながら心身ともに常に運動をしてゆきましょう。
府中恵仁会病院 脳卒中センター
〒183-8507 東京都府中市住吉町5-21-1
TEL : 042-365-1211(代表) FAX : 042-365-1212
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